アートクレイシルバー

シルバーアクセサリーは若者に人気の高いアクセサリーの一つです。低価格のものから人気ブランドのものまで幅広く販売されています。しかし、「人と同じ物ではない、唯一無二の物が欲しい」という願望を持っているシルバーアクセサリーのファンも多いのです。そんな人にお勧めなのがアートクレイシルバーなのです。

アートクレイシルバーとは

「アートクレイシルバー」は、相田化学工業から発売された銀細工用の粘土です。通常の粘土と同じように造形することが出来て、陶器の様にガスコンロなどで焼成して作るという変わった材質を持っています。銀を使っているので少々値は高いのですが、手芸教室などで取り扱うことも多くなっている、今話題の手芸の一つです。

アートクレイシルバーの特徴

アートクレイシルバーは、銀粒子と水分と特殊な結合材を混合して作られた粘土です。この水分の働きで粘土のように造形でき、結合材の働きで陶器のように焼成できるのです。また、造形途中で割れてもペースト状のアートクレイシルバーで接着できるので、初心者でも失敗をリカバーできるのです。

アートクレイシルバーの醍醐味は

アートクレイシルバーは、シルバーアクセサリーのほとんどを自作することが出来ます。指輪やネックレスに始まり、バングルや彫像のような複雑なものまでアートクレイシルバーで造形することが出来ます。また、アートクレイシルバーは焼成後磨き上げることで銀本来の輝きを発揮するのですが、磨き方一つでその輝き方も大きく変わるのです。銀という素材のもつ魅力を味わうことが出来ることこそがアートクレイシルバーの醍醐味と言えるでしょう。

アートクレイシルバーを入手するには

アートクレイシルバーを購入するには、手芸・美術専門店やDIYコーナーのあるホームセンターなどに尋ねてみましょう。また、通信販売やネットショップなどでもアートクレイシルバーや造形・焼成用の道具なども合わせて注文できます。

アートクレイシルバーで造形する

さて、あなたがアートクレイシルバーを首尾よく入手して家に帰ってきたとします。必要なものは揃っているでしょうか?

アートクレイシルバー造形に必要なもの

アートクレイシルバーだけが手元にあっても、シルバーアクセサリーを作れるわけではありません。アートクレイシルバー以外にも必要な道具などがあるのです。これらの道具を揃えるのであれば、アートクレイシルバーセットを購入すると良いでしょう。

造形道具

図画工作の授業で粘土を扱う時や版画を作る時、必ず粘土へらや彫刻刀を用意します。それと同じように、アートクレイシルバーでもへらや彫る道具を使います。指先では作りこめない細かい模様や文字を入れるのには、「スパチュラ」という道具が最適です。

焼成道具

造形が終わったら焼成を行って、アートクレイシルバーを固めます。家庭用のガスコンロなどでも焼成できますが、専用の焼き網が必要になります。温度設定などができる電気窯や、電子レンジで焼成できるアートボックス、ガスバーナーなど作品の大きさやアートクレイシルバーの特性、用途に合わせて使い分ける人もいます。

研磨道具

焼成が終わったアートクレイシルバーは、含まれていた水分の働きで表面が硫化銀になって黒く変色しています。これを取り除くための研磨剤と道具が必要になります。

場合によって必要な道具

シルバーリングを製作する場合、アートクレイシルバーの特性である「乾燥・焼成後は縮む」ことを計算した上での造形が必要になります。そのため指のサイズを測るためのスケールが必要になります。また、アートクレイシルバー作品を量産する場合は型を取る必要があるので、型取り材が必要になります。石をはめ込んだ作品の場合は、石止め金具が必要になります。

アートクレイシルバーで造形する方法

アートクレイシルバーは、どちらかと言えば紙粘土に近い造形感覚を持っています。乾燥前に大まかな形を作り、乾燥後に細かい細工をするというものです。乾燥後に、割れてしまうこともありますが、水を付けてペースト状のアートクレイシルバーを接着剤にしてくっ付ければ問題なく接合できます。また、アートクレイシルバーでバングルのような薄いものを作るときは、芯となる純銀線で大まかな形を作って盛り上げていくことになります。

アートクレイシルバーを乾燥させる方法

アートクレイシルバーで、大まかに造形した後は乾燥作業に入ります。自然乾燥で1日、ドライヤーなどの温風で乾燥させるなら15〜20分程度になります。ガラスやプラスチックの板の上において曇りが出来るようでしたら、水分が残っているのでもう一度乾燥させます。

アートクレイシルバーを焼成させる方法

アートクレイシルバーを乾燥させて、細かい細工を終えたらいよいよ焼成に入ります。焼成の際に結合材が燃え尽きるので、作品は収縮します。この収縮はアートクレイシルバーの量が多いほど大きくなるので、収縮を計算した上で造形しましょう。ガスコンロを使う際は、焼成用の網が一番赤くなる場所に作品を置いて、その上からカバーをかけます。焼成後は熱くなっているので、ある程度冷めたところで水に入れて冷やします。ガスバーナーを使う場合、銀の融点まで温度が達することがあるので距離を置く必要があります。

アートクレイシルバーを研磨する方法

焼成が終わったアートクレイシルバー作品は、前述のように水分の働きで集められた空気中のごく微量の硫黄と、熱反応した硫化銀で黒くなっています。この硫化銀は、ステンレスブラシで磨き落とします。その後はスポンジ型研磨剤や研磨剤を添付した布で磨き、光沢を出していきます。


アートクレイシルバーは、工夫次第で店頭に並んでいるようなシルバーアクセサリーを手作りできる、実用性の高いホビーです。ボタンや銀のスプーンなども作れます。あなたもぜひアートクレイシルバーを始めてみませんか?

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