記念硬貨

日本で使われている硬貨は全部で6種類あります。1円、5円、10円、50円、100円、500円です。これらの6種類の効果は我々が生活する上で頻繁に使用するものであり、非常に馴染み深いものですが、世間一般には余り出回らないちょっと変わった硬貨が存在します。もしかしたら、その硬貨を見て「何だこのお金は?」と思ったことがある人もいるかもしれません。それは記念硬貨と言われるものです。

記念硬貨とは

記念硬貨とは文字通り、何かの記念に発行される硬貨のことです。記念硬貨は硬貨の一種ですから、我々が普段使用している硬貨と同じように使用することができます。基本的には既存の硬貨である6種類、特に500円玉として発行されることがほとんどですが、中には市場に存在しない額面の記念硬貨もあります。

記念硬貨が発行される理由

記念硬貨は基本的に何らかの大きな国を挙げてのイベントがあったときや記念すべき出来事があったときなどに発行されます。日本で一番初めに発行された記念硬貨は1964年の東京オリンピック開催記念硬貨で、このときは100円硬貨と1000円硬貨が発行されました。その後も不定期ではありますが何かある度に記念硬貨は発行されており、最近では2002年のワールドカップ開催の記念硬貨も発行されました。2007年には、南極地域観測50周年の記念硬貨が発行される予定になっています。

記念硬貨は普通の硬貨と同じ

記念硬貨には全てに額面が書いてあります。その額面のお金を持っているのと全く同じ扱いです。従って、例えば500円の記念硬貨を持っていっても偽硬貨でなければどこのお店でも普通に買物をすることができます。勿論、普段流通していない1000円や10000円の硬貨であっても額面どおりのお金として使うことができます。ちょっと話はそれますが、今でも国が認めているものであれば、既に発行されていない硬貨や紙幣であっても使用することができます。全ての記念硬貨は国が認めていますので、全て使用することが可能です。

記念硬貨の流通方法

普通の記念硬貨は、他の硬貨と同じく銀行から市場に流通します。記念硬貨であっても普通の硬貨と同じように出回るわけです。ただし、これは通常存在している硬貨と同じ額面の記念硬貨に限った話で、それ以外の記念硬貨は普通に出回ることはありません。

高額記念硬貨

500円までの記念硬貨は普通に流通しますので、特別なことをしなくても手にする機会は度々あるかと思いますが、1000円以上の記念硬貨はまず市場には存在しません。これは1000円以上の記念硬貨が通常の形で流通しないからです。昭和60年に記念硬貨として10万円金貨が発行されましたが、金貨に使用されている金が10万円以下分しか使われていなかったので、偽造硬貨が作られて問題になりました。そこで最近では、記念硬貨の額面以上の価値がある素材を使った記念硬貨になっており、販売価格も高額になっているのです。1998年に発行された長野オリンピック記念硬貨は、1万円や1000円の記念硬貨が発行されましたが、1万円の記念硬貨は金貨になっており、その時の価格は3万8千円です。3万8千円出して記念硬貨を入手して、それを普通に買物等で使おうとしたら1万円の価値しかありませんから、誰も普通に使おうとはしないでしょう。勿論、損する事を覚悟の上で使うことはできますが。このように、高額記念硬貨は額面よりも高い金額でなければ入手できませんから、使おうと思う人もおらず、一般には出回らないのです。

記念硬貨の人気

高額な記念硬貨は普通に入手するのがほぼ不可能ですからそれなりの人気がありますが、そうではない記念硬貨はそれほど人気がありません。発行枚数も多いため、コレクションアイテムとしての価値もそれほど高くないようです。昔は、枚数はそれなりにあるくせに自動販売機で使えないから記念硬貨はいらないと思っていた人も多かったようですね。現に、私が学生時代にバイトしていたコンビニでは、店長から「嫌がられるから記念硬貨はおつりでお客さんに渡さないように」と言われていました。最近発行されている記念硬貨は自動販売機でも使用できるように作られていますから特に問題はありませんが、これは通常発行されている硬貨の絵柄が違うだけということを意味するので、記念硬貨だからほしいという人もそれほど多くないようです。コインショップなどに持っていっても額面以上の金額で買取してくれるところはほとんどないようですね。

普通の額面の記念硬貨の入手方法

500円以下の記念硬貨は額面と全く同じ価値の硬貨ですから、記念硬貨発行日に銀行や郵便局に行けば交換してもらえます。2007年1月に発行される南極観測50周年記念500円硬貨ですと、発行日の1月23日に銀行などの窓口に行けば普通の500円と2枚まで交換してくれます。ただし、24日以降は何枚でも交換してくれるので、発行枚数も660万枚と多いですから、特別なことをしなくても入手するのは容易でしょう。勿論、逆に記念硬貨を通常の硬貨と交換してもらうことも可能です。

それ以外の記念硬貨の入手方法

では、通常存在しない記念硬貨などはどうしたら入手できるのでしょうか。今例に挙げた南極記念硬貨は、500円の記念硬貨と既存の100円〜1円までの6種類(平成19年発行硬貨)を7枚セットにして専用のケースに入れたものが造幣局というところから販売されました。この記念硬貨は額面だけ全部足すと666円ですが、実際は2400円で販売されました。現在は既に申し込みも終わってしまっているので入手することはできませんが、今後発行される記念硬貨のセットも造幣局から販売されるものと思われます。また、これより少し前に、国際連合加盟50周年記念硬貨(1000円)も6000円で販売されました。額面よりも購入値段の方が高いですから、今後市場に出回ることはほとんどないと思われます。こういった記念硬貨を入手したければ、造幣局のアナウンスをこまめにチェックし、記念硬貨が発行されるとわかったら即申し込みをするというのが一番有効な方法です。発行枚数よりも購入希望者が多ければ抽選になってしまいますが、この機を逃すとほぼ入手不能になってしまいますから、どうしてもほしいという人は申し込みをするべきです。このような記念硬貨は実際に使うと損をしますから使用することはないと思いますが、何かの記念に1つくらい所有していてもいいものかもしれませんね。

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