硬貨お金は我々が生活していく上で必要不可欠なものです。生きていくのにお金なんか要らないという人はまずいないでしょう。お金には大きく分けて紙幣と硬貨がありますが、今回は硬貨のお話をしていきましょう。 硬貨とは硬貨とは、金属でできているお金のことですが、日本のお金のように円形である必要は全くありません。基本的には国が価値があると認めているものが硬貨になります。もし、ある国が四角形の硬貨を作ったとしても、その国がそれを貨幣価値のあるものとして認めれば、それが硬貨として通用します。実際には、四角形の硬貨は取扱が非常に不便なのであまり使われることはなく、円形のものが使われています。 日本の硬貨の種類日本で現在発行されている硬貨は、1円、5円、10円、50円、100円、500円の6種類があります。他にも1000円とか1万円とかの額面の硬貨もありますが、これらは記念硬貨といわれるもので市場にはほとんど出回っていないため、通常我々が目にして実際に使用する硬貨はこの6種類です。 1円硬貨日本で発行されている硬貨の中で一番価値が低く、一番小さく、一番軽い硬貨です。それもそのはず、1円玉はアルミニウムで作られています。一時期話題になりましたが、1円玉は1個製造するのに1円以上のコストがかかってしまうので、作れば作るほど赤字になる硬貨として知られています。1円玉に使われているアルミだけでも1円以上の価値があります。かといって1円玉を溶かしてアルミとして売ろうとしてはいけません。そんなことをすると、硬貨の偽造・変造という罪で速攻で捕まってしまいます。 5円硬貨黄土色の、真ん中に穴が開いている硬貨です。銅と亜鉛の合金でできています。この穴あき5円硬貨の前には、わずかの期間ではありますが穴なし5円硬貨が存在していました。ただ、製造されていた期間がたったの1年なので、現在でも使用は可能ですが、市場で見かけることはほとんどありません。私は一回だけ生で見たことがありますけどね。後で詳しく考察しますが、現在の穴あき5円硬貨には2種類の硬貨があります。 10円硬貨このあたりになると、普段我々がよくお世話になっている硬貨が出てきますね。10円硬貨は、ほとんどが銅で作られている硬貨です。この10円硬貨も5円硬貨と同様2種類が市場に流通しています。 50円硬貨現在の50円硬貨はこの後の100円硬貨と同様、昭和42年に発行されました。現在は銅とニッケルの合金が使われていますが、当初はニッケル100%であり、穴も開いていません。50円硬貨に穴が開くようになったのは昭和34年のことです。現在使用されている50円硬貨以外の50円硬貨はほとんどお目にかかることはないでしょう。 100円硬貨100円硬貨もよく我々がお世話になりますね。財布の中に100円玉が入っていないという人はかなり少ないのではないでしょうか。50円硬貨と同じ素材で作られており、穴が開いてなくて50円硬貨より一回り大きいです。100円硬貨はかつて銀が使われていましたが、銀が高くなってしまったため現在のものと置き換えられたようです。銀が入っているからといって昔の100円玉を溶かしてはいけません。 500円硬貨日本で発行されている硬貨の中で、一番歴史が浅い硬貨です。初めての500円硬貨は昭和57年に発行されました。それまでは500円札を使っており、あの真っ青なお札を目にしたことがある人もいるでしょう。世界でも1・2を争うほどの価値の高い硬貨で、そのため500円硬貨偽造の問題が起こりました。偽造防止の工夫を凝らした新500円硬貨が2000年から使われています。 使える硬貨と使えない硬貨現在使われている硬貨は、日本政府が硬貨として認めており、額面どおりの価値として使うことができますが、では昔作られた硬貨はどうなのでしょうか。答えは、「使える硬貨と使えない硬貨がある」です。今日本でお金として利用できる硬貨は通常我々が使用している6種類以外に・穴なし5円硬貨・・・昭和23年発行
額面以上の価値のある硬貨硬貨はお金ですから、基本的には額面どおりの価値以上にはなりません。しかし、硬貨によっては一部で額面以上の価値を持つものとして扱われているものがあります。いくつか紹介していきましょう。 ギザ十先ほど10円硬貨のところで述べましたが、いわゆるギザ十という10円硬貨です。ギザ十とは、普通の10円硬貨と見た目は同じだけれども側面がギザギザになっているもので、昭和33年頃までの10円硬貨がギザ十になっています。ギザ十自体は今でも普通に市場に出回っているのでたまに目にする機会もあるでしょうが、自動販売機の認識があまりよくないなどの問題もあり、硬貨としてはあまり歓迎されていません。しかし、ほとんど使用されておらず、保存状態のよいギザ十は10円の数十倍の値段で取引されているようです(といっても10円の数十倍なんてたかがしれてますが)。特に昭和26年製と昭和33年製は希少価値も高く、保存状態がよくなくても結構な値段で取引されているようです。 フデ五我々が普段目にする5円硬貨は漢字の五がゴシック体になっていますが、昔の5円硬貨には姿形はほとんど同じだけれども、この漢字の五が楷書体になっているものが使われていました。昭和24年から昭和33年まで使用されていた5円硬貨で、これをフデ五といいます。5円硬貨は発行枚数自体が少ない上に、特に昭和32年製は枚数が少ないため、希少価値の高い5円硬貨となっているようです。 昭和62年製50円硬貨硬貨というものは、その時の経済状況や市場流通量に応じて発行枚数を調整していますが、昭和62年は市場に流通させる目的で発行された50円硬貨は存在せず、造幣局が販売している貨幣セットの中にしかありません。従って市場に昭和62年製の50円硬貨はほとんど流通しておらず、非常に希少価値の高い硬貨となっています。一部では50円硬貨なのに8000円の値がついてるとの話も。 プレミアがついている硬貨の取扱いこれ以外にも平成13年製の1円硬貨とか、昭和62年製の500円硬貨とか、発行枚数が少ないがために高値で取引されている硬貨があります。しかし、注意が必要なのは、これらはコレクションアイテムとして価値があるのであって、お店で使った場合は額面以上の価値のものとしては使えないということです。昭和62年製の50円硬貨が8000円するからといってそれで買物しようとしても、50円のものしか買えません。 コレクションアイテムとしての硬貨このように、買物に使おうとしても額面の価値以上にならない硬貨ですが、世の中にはそのような希少価値のある硬貨を集めている人たちがいます。コイン収集家と呼ばれる人たちです。コイン収集家たちは、今ではお金として使えない古い硬貨(古銭)も集めています。最近では趣味の多様化もあり、硬貨をコレクションしようと思う人は中々いないかもしれませんが、コレクションしないまでも、ちょっと自分の財布の中を見てみたら面白いと思います。あなたが何気なく使っている硬貨の中に、希少価値の高い一品が含まれているかもしれませんよ。 スポンサードリンク |
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