再生紙

最近トイレットペーパーやティッシュペーパーで再生紙を利用したものが当たり前になってきましたね。肌触りはあまり柔らかくありませんが環境のためにもリサイクルペーパーを使っています。普通に紙を作るよりも、リサイクルペーパーを作るほうが、コストがかかると何かで読んだような気がするのですが・・・記憶が確かではありません。

再生紙とは

再生紙は紙の原料となるものに古紙を混ぜて作られた紙のことをいいます。元々新聞紙やダンボールなどは再生紙ですが最近では雑誌などの本やコピー用紙などにも再生紙が使われています。古紙に印刷されているインクを抜かなければいけないので、普通にパルプから紙を作るよりもコストがかかってしまいます。また、再生紙使用と印刷されたノートなどを見かけるようになりましたが、果たして本当に古紙を使用してのものなのでしょうか。実は、紙を作るときに裁断されてでた余分な紙を再利用しているのです。厳密に言えば、流通する前の紙なので再生紙ではないのですね。でも、工場で捨てるだけだった半端な紙を再利用することは大切なことです。インク抜きの工程もいらないでしょう。それでも「再生紙」とする必要はあるのかな? と疑問には思ってしまいます。

再生紙の歴史

再生紙という言葉を聞くようになって20年以上がたちますが、再生紙自体は890年の昔からありました。古紙を利用して紙を漉きなおしていたのです。筆記用具は筆と墨の時代でしたので、漉きなおした再生紙はどうしても薄い灰色になりました。江戸時代になると再生紙は民衆の雑用紙になっていきます。こうして再生しながら使われた紙は元々貴重なものだったのでしょう。

再生紙の使われ方

再生紙100%使用のものは何だかわかりますか? 実は少年誌などのマンガの本です。ついで80%使用されているダンボールやお菓子の箱です。たくさん使われているイメージのある新聞紙は再生紙が40%です。もうちょっと使われてもいいような気がしますね。このほかにもトイレットペーパーやティッシュペーパーなど様々なものに使われていますが、何%古紙が使われていても再生紙となるので、マンガ雑誌のように100%古紙でも再生紙使用ですし、ノートなどに1%しか使われていなくても再生紙使用となるのです。それでもリサイクルする気持ちは大切ですよね。

牛乳パックのリサイクル

飲み終わったあとの牛乳パック、捨てていませんか? その牛乳パックにはリサイクルマークがついていませんか? 牛乳パックはリサイクルされてトイレットペーパーなどに生まれ変わります。平成18年7月からはこうした紙パックに「洗って開いてリサイクル」という標語と紙パックのリサイクルマークの表示がルール化されました。このロゴがついている紙パックは進んでリサイクルに出しましょう。紙パックの回収率は年々少しずつではありますが上がってきています。リサイクル意識が高まってきているといえるでしょう。

牛乳パック再生紙への流れ

牛乳パックなどの紙パックを洗う → ハサミなどで開いて乾かす → まとめて回収場所や回収業者へ → 古紙問屋 → 再生紙を作る会社 → 紙パックを溶かして洗浄・殺菌 → 抄紙にし、原反に巻く → 輪切りにして包装する → リサイクルトイレットペーパー

再生紙ができるまで

再生紙を作るのに、インクを抜く作業もあり使用される薬品も多いと思われている人が多いでしょう。再生紙を使わずにパルプだけで作った紙の方が使われる薬品が少ないのです。どんな作り方がされているのでしょうか。苛性ソーダだけを例にとってもパルプのものは16%使用し、再生紙は0.7%となっています。使われる漂白剤も再生紙の場合は一度漂白しているので少なくて済みます。

非木材紙

非材木紙は環境を考慮して原料に木を使わないものをいいます。ケナフというアオイ科のものが多く使われ、次いでバガスというサトウキビの搾りかすや和紙の原料となっているこうぞやかんぴが使われています。

再生紙使用マーク

再生紙を使用しているものにはRマークのロゴがついています。Rの横についているのが古紙の使用率になります。このマークをつけることにより再生紙の利用率を高めようというものです。気をつけてみると身の回りにはけっこうこのマークがついているものがあります。環境のためにもぜひこのマークがついているものを使っていきましょう。

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